2016年11月21日

がんばれない がんばらない

断酒158日目

 

「がんばれない!!」

 

忘れもしない。4歳を控えた息子が私に向かってはっきりと叫んだあの日を。

何気ないつもりだった。

「もう少しでできるから、頑張ろう?ね?」

靴下が上手に履けなくて急かすように言った私に彼は大声ではっきりと叫んだ。

「がんばれない!!」

言葉のやりとりで会話らしい会話がなかっただけにものすごい衝撃だった。

 

反応があったこと。

自分の意思を伝えたこと。

がんばれと言うな!という怒りがあったこと。

 

嬉しかった。

すべてが嬉しかった。

やっと彼の気持ちが知れた。

同時に大人たちはどれほどのプレッシャーを彼に与え続けてきたのかを知る。

4歳前にして、ここまで苦しませていたのかと胸が痛くなった。

この瞬間から、我が家では息子には頑張ろうは言わないことにした。

もう十分頑張っているのだから。

 

年明け、1月4日、モヤモヤがはれず焦燥感を抱えながらネットにかじりついていた。

やっと探した都内某所の発達支援教室に電話をした。

震える声で話した。

先生はあたたかく迎えてくれた。

直ぐに面談予約を調整してくださり、月末にはセッションがスタート。

休日返上で週一の通いもきついけれど、

この先生はかなりの経験と地位があり、当たり、だった。

この4カ月後にやっと地元のドクターと会い、さらにその1ヶ月後に

療育がスタートした。発達障害と告げられてから半年が過ぎていた。

自分から動いて正解だった。

そのおかげもあって息子の成長が明らかに変わり始めた。

言語の発達は著しい成長がみられた。

自分だけの世界から外の世界にも目がいくようになってきている。

出会い一つでここまで人が大きく変わるなんて。

 

私の自責の念も徐々に和らいでいった。

まだ自分を許せてはいない思いはあるけれど。。。

孤独に襲われて未来が見えない夜もあるけれど。。。

順調にすすんでもすぐにつまずくこともあるけれど。。。

 

未だに、保育園と療育センターと行政のやりとりに疲弊するし、

ストレスも感じる事のほうが多い。

働きながらでは思うように進まない事ばかりだ。

 

それでも、心に決めていることがある。

「産んでごめんね」は絶対に言わない。

「生まれてきてくれてありがとう」と毎日伝える。

ハグも沢山する。

君はこの世に生まれて何かしら人のためになる価値のある存在。

伝え続けていく。

 

ゆっくりと、でも確実に成長していることを肌で感じる。

先月あたりから、会話が成りたつようになってきた。

発達障害と告げられてから1年近くの時が流れていた。

 

私がぼんやりとしているとまた私が何かに悩んでいると息子が察して、

「悲しいのはみたくないんだ

僕は笑っているのがいいんだ。

お母さん、笑って。」

そういって小さな手で私の両頬を包んでくれた。

 

小さな手。

あぁ、まだ4歳、でも、もう4歳。

彼は彼の人生をもう歩み始めている。

親は子供のサポーターと心に決めた日。

私にできることはなんだろう。

彼の進む道の障害をとりのぞくばかりではなく、

時に見守り、励ましていくことも大切。

成功も、失敗も体験させながら。

 

ツイッターで何気なく呟いたら、同じ子育てママからのリプに

ドロシー・ロー・ノルトの詩『子は親の鏡』を紹介してもらった。

奇遇なことに、私も同じものを部屋に飾ってあった。

こうした同じ思いをもって育児と向き合っているお母さんとの出会いは掛け替えのない出会いだと感じる。

 

子供と一緒に失敗したり、成功しながら一緒に成長していくのだなと

ここ数日同じママ達から改めて教わった。

私を孤独から救ってくれた友人やフォロワーさん達にこの場を借りて心から感謝します。

断酒も勿論だが、なんでも孤立せずに繋がりあいながら知識や気持ちを共有していくことが大切だと感じる。

生きていくなかでやっぱり吐き出せる場所や安心できる場所が必要なんだなって。

共存共栄の世界。

繋がり逢えたら、支えあえたら、学びあえたら、思いあえたら、本当に素晴らしいね。

 

がんばらず、ゆっくりと。

 

今日も一日を生きていく。

posted by Kozue at 23:49| Comment(8) | 育児 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする